十四代 中取り播州山田錦 上諸白 720㎖

「十四代 中取り 播州山田錦」は、酒造りの最高峰とも言える「山田錦」を使用した逸品です。この山田錦は、兵庫県の特に優れた品質が取れる西部エリアで栽培され、特A地区としても名高い地域で生産されています。 「中取り」とは、高級酒造りにおいて、もろみを絞る際に最も贅沢な部分を取り出す作業です。通常、酒造りでは自動圧搾機を使ってもろみを絞りますが、これに対して「ふね」という手絞り専用の道具を使用することで、非常に丁寧に絞られます。この絞りの過程には、あらばしり、中取り、押切りの3つの段階があります。最初に出てくる「アラバシリ」はアルコール度数が低く、軽やかで澄んだ味わい。続いて出る「中取り」は、酒造りの中でも最も質が高い部分とされ、その後に出てくる「押切り」は少し雑味が残る部分となります。つまり、「中取り」は、酒造りの最も美味しい部分だけを取り出した、非常に贅沢な部分のお酒です。 「十四代 中取り 播州山田錦」は、まさにその中取りの部分を贅沢に詰め込んだ一本。香りはフルーティーで非常にフレッシュ、口に含むとお米の甘さと豊かな旨味が広がります。さらに低温熟成を施されているため、滑らかな口当たりで、酸味と甘味が絶妙に調和し、喉ごしも非常にすっきりとしています。このお酒は、最高級の酒米と手間を惜しまずに造られた、贅沢でありながらも飲みやすく、飲み飽きのこない素晴らしい逸品です。